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1934年に撮影されたニホンアシカの子供
(写真提供:野津 大氏)
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カリフォルニアアシカは水族館や動物園でおなじみの動物ですが、かつては日本近海にもニホンアシカという仲間がすんでいた事をご存知でしょうか?北は北海道から南は宮崎まで生息していたことが確認されており、『アシカ島』などのようにアシカと名がつく地名が各地で残されている事からも広い範囲で見られたことがうかがえます。
カリフォルニアアシカとは近縁で体つきはよく似ており、岩礁域で群れを作ってくらしていました。江戸時代の藩政のころは各藩で捕獲の禁止や規制がなされ、大切にされていましたが、明治時代になると皮や脂肪を利用するため大量に捕られるようになって減少の一途をたどり、ついには1975年に島根県の竹島での目撃情報を最後に、今ではその姿は見られません。1991年に環境庁(現環境省)が発行したレッドデータブックでは絶滅種として記録され、事実上の絶滅宣言となってしまいました。
この先、同じことを繰り返さないためにもニホンアシカについて少しでも多くのことをみなさんへお伝えできるようにしていきたいと思います。
(白石 里子)
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