1993年11月 オタリア

 オタリアという名前は聞き慣れないかもしれませんが、水族館や動物園でおなじみのアシカと同じ仲間です。また英語でも、South American Sea Lion(南アメリカアシカ)と呼ばれ、その名の通り、南アメリカ西岸のマゼラン海峡からペルー沿岸、及び東岸のブラジル沿岸にかけてすんでいます。
 体の形は、水中をすばやく泳ぐために流線型をしています。大きくなると雄は体長2メートル50センチ、体重520キログラム位になります。これはカリフォルニアアシカの約2倍にあたります。
 体表をおおっている毛を見ると、カリフォルニアアシカの場合は長くて硬い上毛(刺毛)と、柔らかくて短い下毛(綿毛)の二重構造になっていますが、オタリアの場合は上毛だけが生え、体の色は茶褐色をしています。成熟したオスは別名「ブル」と呼ばれ、胸の部分と後頭部に、たてがみのようなやや長めの毛が生えます。また頭部は、カリフォルニアアシカに比べて、鼻先が短く頭が大きいのが特徴です。
 当館には、1991年9月にオス1頭、メス1頭が南アメリカのウルグアイからやってきました。搬入時の体重は45キログラムと30キログラムでしたが、2年後の計潤ではそれぞれ75キログラムと55キログラムに増え、順調に育っています。また、アシカショーにも今春から出場しており、福岡にちなんで「フク」と「オカ」の愛杯で親しまれています。軽やかな動きのカリフォルニアアシカと、スローなオクリアの違いを比べながらショーを見るのも面白いのではないでしょうか。

 

 

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