1991年05月 アシカの調教

 カルフォルニアアシカは、アシカの中でも特に運動神経が発達しているため、各地の水族館・動物園のショーで活躍しており、マリンワールドでも現在8頭のカリフォルニアアシカが、毎日交代で出演しています。
 それでは、一体どのようにしてアシカに芸を教えるのでしよう。トレーナーはまず、積極的にアシカの手足や体に触るスキンシップから始めます。これは、アシカとの信頼関係を深めるために大切なことです。アシカが体のどの部分を触ってもいやがらないようになると、トレーナーが実際に手や足を持って動かし、アシカにして欲しい動作を教えます。この訓練を何度も繰り返し、教えた通りの動作が出来た時にエサを与えます。芸の完成までには長い日数と根気が必要です。
 皆さんに良く知られている芸の一つに、ポールを鼻先にのせてバランスをとる種目があります。この種目は、アシカの鼻先にある感覚毛といわれているヒゲがボールの動きをすばやくキャッチしてバランスをとっているのです。この他、強いひれ足のカを使ったさか立ち歩行など、好奇心の強い性格と高い運動能力を利用してショーを組み立てていきます。
 動物ショーは、その動物の持つ能力や生態を知っていただくための展示であるといえます。また動物にとっては、適度な運動を与えることによってストレスの解消になると共に、病気の早期発見のてがかりにすることが出来るなど、健康管理の上でも大変役に立っているのです。

 

このマリントピックスはバックナンバーです。現在展示されていない生き物もいます。
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